岩渕農薬は、昭和52年に母体でありました岩渕薬品より分離独立して以来、千葉、茨城を中心に農業に欠くことのできない農薬の流通に携わってまいりました。

　東京という一大消費地に隣接し、北海道に次ぐ粗生産高を誇る市場に恵まれ、おかげさまで同地域における業界トップ企業に成長することができました。日本の農業を取り巻く状況は、環境保全指向が強まる中で、農業基本法の見直し、減反問題、老齢化による就業人口の減少等によりまして大変厳しい環境を迎えております。

　又、安全と環境への配慮は、栽培体系の変化にもつながり、農薬の位置づけも大きく変わりつつあると理解しております。

　このような環境の中で、単にモノを販売するということではなく、適格な安全情報や技術指導、そして確実なデリバリーシステムを推進することによりまして、多くの皆様から信頼を得られるよう努力して参る所存であります。これからも、企業理念である、「自覚、誠意、努力」を基本に、更に強固な絆を広げ、農業育成に尽力し、日本の食文化の一翼に奉仕して参りたいと願っております。